2009年10月3日土曜日

世界の農地を見比べて・・・


世界の農地を見比べてみました。






世界各国農業(農地)施策比較が目的です。



また、

ちょっとした世界旅行気分♪

も味わえるかも?!










以下、グーグルアースのスクリーンキャプチャ画像です。


スケール感が一定に保てるように、

縮尺は、いずれもほぼ同じにしてあります。






まず、わが町、

勝浦町



まだ、精細な写真を見ることができません。



が、こんな感じ。






で、勝浦町の代わりに、

愛媛県のみかん畑?が広がる中山間地域。


中小河川沿いの谷に集落が散在し、山裾に畑や果樹園が広がっています。



一つ一つの畑は、このスケール(縮尺)では

区別がつかない?区別しにくい?

くらいですね。




一方、徳島市川内町




「下(しも)の田は広うて、四角うて、ほんま作りやすい田んぼやなぁ」
と、トラクターで耕せる、作りやすい田んぼ。

四角い田んぼ、1枚1枚が確認できます。

作業効率のよい田んぼを、

山の人間は、とても羨ましく思います。






次は、日本の有名なコメどころ、新潟県魚沼市



高級ブランド米のあの「魚沼」です。

さすが、米どころ。

山際まで、圃場整備が行われています。

1枚の田んぼが、川内より大きい感じがします。




次は、
北海道中標津町

まさに、

北海道は、でっかいどー!

1枚の農地が広い!


日本の中では、圧倒的な広さ。

さすが農業大国北海道












次はブータン

戦中戦後の日本のように思います。

1枚が広い農地は見当たりませんが、

一面の棚田

いま日本に残る棚田と比べると、

その面積、規模ともに圧倒的に広い!

しっかりした農地が、世界一幸福な国民を支えているのでしょうね。







お隣の
大韓民国

日本の農地の雰囲気と似ている感じがします。







こちらは、
北朝鮮。

食糧難が日常的に叫ばれている国ですが、

しっかり農地整備されていますね。

ここなんかは、日本の魚沼くらい整備されているようです。








同じくアジア。
ミャンマー

長方形にはなっていませんが、

1枚の畑が広いですね。




アフリカ、ザンビア

農地開発自体がまだまだのようですが、

1枚の畑は、日本の中山間地より広いことが確認できます。









農業大国
フランス。




さすがに広い農地。

それよりスゴイのは、

このような状況が、国土全体に広がっています。












最後はアメリカ

ダントツ、めちゃめちゃ広い! 畑1枚の広さ。











さて、みなさん!


これらの写真を見比べて、どう思われました?







私は、


「日本の農業は危機に瀕している」危機的状況にある、


と思いました。







世界の国々を相手にして考えてみると、


日本の農業は、

農地をあまりに軽んじられて来すぎた結果、

国際競争力に乏しい、


非効率な農地しか、未だに整備されていない状況に


陥っていると言えるのではないでしょうか。










高度成長の時代、

日本は、日本国民の多くは、農業(ふるさと)を切り捨ててきた。




「農業では食っていけない。」


こんな言葉は、田舎で当たり前のように発せられ続けている。


1次産業に見切りを付け、2次産業、3次産業へと職業を変えたり、


2次産業、3次産業で生業(なりわい)を稼ぐことが当たり前のようになった。









でも、他の国は違った。

自国の農地を開拓し、より豊かな農地への投資をしっかりしてきた。

先進国だけではない。


開発途上国でも、しっかりと農地を開拓している。


それをこれら写真が示している。





ただ、開拓だけが理由ではない。

1) 戦後の農地改革の際に小作農に分配された農地区画が小さすぎた

2) 狭い国土、起伏の激しい国土


などが日本の現状の農地となった原因に挙げられる。





しかし、うまいやり方次第で、

もちろん国際競争力のある農業環境が作り上げられたのではないだろうか。

自給率の高い農業が日本でできていたのではないか?

先進国なのだから。






でも、あきらめてはならない。

これから、改善していける




「これから」なのだ。




農地を持つ私自身、

できる範囲で、

様々な角度で、

改善されるよう、チャレンジしてみたいと思う。






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2 件のコメント:

  1.  自分の都心で働く人間なので大きなことはいませんが、一局集中というのがやはり良くないようなきがします。人口分布のバランスがよければ、もう少し地方の耕地も整備されるような気がするのですが。
     うちの弟は最近農業にはまってきており、兼業農家のような生活をしています。農家の使わなくなった空き地を、次から次えと借りてきて、無農薬の野菜をせっせと作って、週に1回地元のフリーマーケットの販売しています。そのうち専業になるのでは?と、行く末を楽しみにしています。
     それと、アメリカの畑が広いのは、ただ単に土地が平らで広いから???日本にもこれくらいの土地があれば、きっともっと効率的な農業が行われている気がしますが。。

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  2. 計位置さん

    日本の地勢にあった農地整備があるでしょうね。
    弟さん、楽しみですね。
    私以上にしっかり兼業農家していますね。
    エネルギッシュな若者は、未来を明るくしますね。
    そういった力が、今、農山漁村に必要なのだと思います。

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