その中山間地域等直接支払制度、
今年、新たに計画を提出し直す様になっていた。
自民党から民主党に変わっても幸い、継続された事業。
地方にとってはありがたい事業。
でも、5年前とは、また状況が変わっている。
団塊の世代がこの5年の間に引退した。
今後さらに5年となると、団塊の世代は高齢者の仲間入りもし、
既にご高齢であった諸先輩は、さらに健康の不安が常につきまとう。
耕作放棄地とならないよう、集落で手伝い合いながら
水田や畑を維持していこうという「中山間地域等直接支払制度」。
国と地方公共団体から交付金が支給されるが、
10a(約32m四方)あたり、1万円程度。
交付金は、確かに足しにはなるが、リスクを伴う。
昨年までの5箇年より、リスクは高くなる。
ますます高齢化が進み、維持できなくなる農地も出てくることは
確かである。
そうなると、残る人たちで草刈りをしなければならない。
ただでさえ、自分達の農地を守るので精一杯なのが中山間地域の集落。
これから先5年となれば、昨年までの5年と比べて相当リスクが高い。
あの家のおっちゃんも、5年先まで、草刈り機を振り回せるほど
お元気でいてくれるだろうか。
私自身でさえ、
子供が大きくなり、少年野球などの子供のスポーツ活動や学校行事にも参加するようになり、
我が家の農地さえも維持できるか、不安。
そんなことを思い、
やむなく今回の中山間地域直接支払制度への参加は断念。
計画の期間を2年や3年に短縮してくれれば、
参加しやすかったのだが、・・・・・。
時が過ぎ、田舎の状況が以前より厳しくなっている状況を
中央(都会)の人は理解していないのではないか。
「中山間地域等直接支払い制度」
いい政策だと思っていたが、
今回は使えない政策になりつつあると思ってしまう。
■中山間地域等直接支払い制度(農林水産省)
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