2010年4月19日月曜日

中山間地域等直接支払制度について思う

かつて住んでいた集落で、

中山間地域等直接支払制度に参加していた。

(その様子の記事はこちらとか)


その中山間地域等直接支払制度、

今年、新たに計画を提出し直す様になっていた。

自民党から民主党に変わっても幸い、継続された事業。



地方にとってはありがたい事業。

でも、5年前とは、また状況が変わっている。


団塊の世代がこの5年の間に引退した。

今後さらに5年となると、団塊の世代は高齢者の仲間入りもし、

既にご高齢であった諸先輩は、さらに健康の不安が常につきまとう。


耕作放棄地とならないよう、集落で手伝い合いながら

水田や畑を維持していこうという「中山間地域等直接支払制度」。


国と地方公共団体から交付金が支給されるが、

10a(約32m四方)あたり、1万円程度。

交付金は、確かに足しにはなるが、リスクを伴う。


昨年までの5箇年より、リスクは高くなる。


ますます高齢化が進み、維持できなくなる農地も出てくることは

確かである。

そうなると、残る人たちで草刈りをしなければならない。

ただでさえ、自分達の農地を守るので精一杯なのが中山間地域の集落。


これから先5年となれば、昨年までの5年と比べて相当リスクが高い。

 あの家のおっちゃんも、5年先まで、草刈り機を振り回せるほど

 お元気でいてくれるだろうか。



私自身でさえ、

子供が大きくなり、少年野球などの子供のスポーツ活動や学校行事にも参加するようになり、

我が家の農地さえも維持できるか、不安。



そんなことを思い、

やむなく今回の中山間地域直接支払制度への参加は断念。



計画の期間2年や3年に短縮してくれれば、

参加しやすかったのだが、・・・・・。



時が過ぎ、田舎の状況が以前より厳しくなっている状況を

中央(都会)の人は理解していないのではないか。



「中山間地域等直接支払い制度」

いい政策だと思っていたが、

今回は使えない政策になりつつあると思ってしまう。



■中山間地域等直接支払い制度(農林水産省)



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